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梅香寺

 梅香寺は浄土宗のお寺で、山号は観音山、院号は蓮華院です。1615年(元和元年)徳川家康の側室である、お梅の方の懇請により、山田出身で幡随意上人の高弟、蓮随上人が開山しました。(蓮随山中に旧跡があります。)江戸時代は徳川将軍家の菩提寺として栄えましたが、明治以降衰退、檀信徒募集の必然性から明治45(1912)年に、23代住職・南誉代和尚によって現在の地(伊勢市常盤2丁目14-5)へ移転中興されました。その後、建物老朽化のため、平成に入ってから御造営に着手。寺檀一致協力のもとに、遂に平成10年3月に竣工し、同年10月25日に落慶しました。

伊勢山田梅香寺 
左:裏面 右:表面 原寸:長辺14㎝×短辺9.1㎝

絵葉書表面の通信欄の罫線が1/3のところに引かれていますので、大正7年(1918)以前に撮影されたものかと考えられます。


現在の梅香寺(令和5年9月17日sadanai撮影)
左:北側から山門 中・右:南側から北を望む



左:北側から南方向を望む 中:本堂  右:惣六稲荷大明神


伊勢山田市随蓮山
左:門前影 中:名勝藤 右:表面  原寸:長辺14㎝×短辺9㎝ 



現在の梅香寺旧跡
左:山門跡周辺  中:山門の敷石?  右:藤棚周辺? (令和7年4月26日sadanai撮影)



左:旧跡全景  右:旧跡石碑 (令和7年3月31日sadanai撮影)


(参考)梅香寺旧跡への行き方   (令和7年4月26日sadanai撮影)

○伊勢市福祉健康センター・図書館の東側の路を南に入り、南に進みます。

○突き当たりを右に曲がり、早修小学校の東側の門の前を通ります。二叉路を左に進みます。
○水路に沿って南方向に進みます。途中で水路がなくなります。神宮神域の境のフェンスに沿って進みます。
○フェンス際には「神宮」を示す石碑が設置されています。また二叉路がありますが、フェンスに沿って左に曲がります。
○さらにフェンスに沿って進みます。
○山道に入ってしばらくすると二叉路がありますので、右に曲がります。路の途中から手すりが設置されており、その終端が梅香寺旧跡です。


〔参考文献〕
秋田耕司   『伊勢のお寺』 令和元年11月 有限会社NFC技研 p.60


〔参考ホームページ〕
浄土宗公式サイト 浄土寺院検索 梅香寺 令和5年10月26日最終閲覧


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